館山『布良港(めらこう)』釣りポイント情報まとめ-アジ・クロダイ・メジナが入ってくる良港




この記事は、千葉県館山市にある布良港の釣りポイントを解説します。

千葉県の南端、館山市の中でも南部に位置する布良港は、その立地がもたらす地理的優位性によって、古くから天然の良港として栄え、現在も豊かな海の恵みを提供しています。

布良港の地形的特徴である「天然の良港」という性質は、単に船の出入りがしやすいだけでなく、港内の波が穏やかであるため、特定の釣り方(例えばクロダイのダンゴ釣り)や、波の影響を受けやすい魚種(アジ、ウミタナゴなど)の釣りに適した環境を提供していることが明らかです 。これは、釣り人にとっての大きな魅力であり、港の「特徴」として強く打ち出すべき点と言えるでしょう

ウミタナゴ・メジナ・クロダイを本格的に狙える点はまさに穴場というべき環境になっています。

▼まずは館山市「布良港(めらこう)」の全体の動画をご覧ください。

布良港の釣りマップ(全体)

▼Google Mapで魚種・釣り方を確認できる詳細な現地マップはこちら。

布良港のターゲット魚種のシーズンと釣り方

  • シーズン:2月~5月、9月~12月
  • 釣り方:ウキフカセ・ダンゴ釣り
  • シーズン:6月~12月
  • 釣り方:ウキフカセ・ヘチ・サビキ・カゴ
  • シーズン:5月~11月
  • 釣り方:サビキ、投げサビキ、トリック、ルアー(アジング)
  • シーズン:5月~12月
  • 釣り方:投げ、ちょい投げ
  • シーズン:3月~12月
  • 釣り方:投げ、ちょい投げ

布良港のポイント別 釣り場解説

道沿いの岸壁ポイント

ポイント解説

まず最初にご紹介するのは、道路脇に位置する岸壁ポイント。

家族連れで利用する場合、最も人気のある場所で、その理由は車が駐車できる場所からほど近いため。この場所では、イワシ・小サバ・アジが入ってきている状況であれば、サビキ仕掛け、トリックサビキ、ウキ釣りなどでそれらのターゲットを狙うことができます。

このポイントの水中・魚探映像

▼道沿いの岸壁ポイントの水中映像はこちら。

倉庫前の岸壁ポイント

ポイント解説

比較的に空いていて釣りをし易いスペースであるにも関わらず釣り物は他の場所と同様ですので、その他の場所が混んでいる場合、こちらの場所がおすすめ。

また、ゆったり感がありながらもクロダイ・メジナを狙えることができ、クロダイの場合は付けたエサを海底付近に漂わせるのがより良い釣果をあげる手立てになっています。

このポイントの水中・魚探映像

▼倉庫前岸壁ポイントの水中・魚探映像はこちら。

▼岸壁から見て、右手側の突堤から撮影した水中映像はこちら。

このポイントの360°画像

魚市場前ポイント

ポイント解説

魚市場の目の前にあるこのポイントではチョイ投げからのシロギスがよく釣れるポイントなっています。スペースとしても幅がありますので、1箇所を重点的に攻めるのではなく、移動しながら満遍なく狙うほうが釣果実績が高いようです。

また、常夜灯もあり、夜釣りでウミタナゴが釣れるという情報も。ルアーではアオリイカ、コウイカをエギングなどで狙うことができるようですが、最近はそのような釣果が乏しくなっているようです。

このポイントの水中・魚探映像

このポイントの360°画像

突堤

ポイント解説

この突堤の先に立つと、右側が小さな船着き場で左側が入口・外洋を向いた形になります。

基本的にこの場所では、左側の入口側を向いてクロダイ・メジナ・アジ・イワシなどを狙う釣り方が基本となりますが、船着き場側にも居つきの魚がとどまっており、外洋が荒れている日などはこのスペースにクロダイが入り込んでいるときがあります。

また、岸壁に牡蠣殻が大量についていますので、イシダイなどもついている可能性もあるポイントです。

このポイントの水中・魚探映像

漁港入口前ポイント

ポイント解説

この場所は、漁港入口の最も先端部分で外から入ってくる魚影の恩恵を最も受けるところとなります。

ここでは、フカセ釣りでのメジナ、ダンゴ釣りなどでのクロダイ、投げサビキ、サビキなどによるアジ・イワシ・サバなどもターゲットとすることもできます。

入口先端部分に入ることができたら、アジング・メバリングタックルによるライトゲームも楽しむことができ、船道真ん中あたりから中低層を狙うことで時折、尺に近いアジを狙うこともできます。

ただし、イワシや小サバが大量に入っているときは、それらが大量の餌取りとなりフカセ釣りなどでターゲットを狙うことが難しくなります。

その他に、夕方から夜にかけてクロムツなども釣果に混じることもあります。

このポイントの水中・魚探映像

布良港にあるトイレ

布良港は公衆トイレが設置されています。

漁港の入口付近の場合、やや距離がありますが、このトイレのおかげで女性や家族連れでも安心して利用することができますね。

▼港の北側・奥にこちらの公衆トイレが設置されています。

▼外観からこのトイレが定期的に清掃されていることがわかります。

布良港の駐車場・駐車スペース

布良港公式の駐車場はありません。

布良港に訪れている釣り人が駐車していたスペースは以下の通りです。

倉庫裏の路上スペース

▼倉庫裏の道路が比較的道幅が広く、このスペースに車を駐めて岸壁スペースで釣りをするグループが多くいます。

ただし、この場所も公式に駐車がOKとされているポイントではないため、地域の方々に配慮し必ず通行の妨げにならないようにしましょう。

公園横

▼港に到着して少し海沿いを南下すると公園があり、その隣が駐車場となっているようです。

そこに車を駐車して入口付近の突堤にアクセスする釣り人がいます。ここからでも少し歩きますが、入口付近のポイントに行くにはこちらの方が近いかもしれません。

ただし、こちらも明確に駐車OKの看板があるわけでもありませんので、利用は自己責任となります。

特に気をつけたい駐車禁止エリア

▼布良港のトイレから岸壁を見て正面にあるスペースは通常、遊漁船の利用客のための駐車スペースになっているようです。

一見駐車場のように見える場所ですが、遊漁船利用者以外の駐車は漁船側・利用者側に迷惑がかかるのでやめましょう。

布良港の最寄りの釣具屋

布良港で釣りをする際の釣具屋は近場に釣り専門店がありませんので、スーパーの「おどや」で調達することがおすすめです。

▼最寄りのおどやはおどや大神宮店があります。

このおどや店内の奥の一角に釣具コーナーがあり、オキアミ・アミエビ・青イソメなどの餌系やサビキやルアーなどの基本的な釣具を買い揃えることができます。

ただし、開店時間や8:30~21:00となっており、早朝深夜に訪れる方は、来る途中にあるマリンスポット釣吉ヤックスドラッグ内にあるアタック5に立ち寄ると良いでしょう。これらのお店は24時間営業です。

布良港の最寄りのコンビニ

セブン-イレブン館山藤原店

布良港まとめ

今回は布良港についてまとめました。

クロダイ師やフカセ釣り師にとっては、足場の良い漁港ながら良型を狙うことができ、家族連れや初心者は漁港の奥側・岸壁でアジ・イワシ・小サバなどの小物釣りを楽しむことができます。

訪れた際は、足元に落ちたコマセ・オキアミを海水で洗い流し、餌袋・仕掛け・その他釣具は必ず持って変えるようにしましょう。

各所・各自ルールを守って楽しい釣行をしてくださいね!