千葉県「乙浜港(おとはまこう)」の釣りポイント情報まとめ-サビキ・カゴ釣りの聖地




この記事は、千葉県南房総市にある「乙浜港」の釣りポイントを解説します。

千葉県房総半島のさきっぽ、先端には野島崎灯台がありますが、そこからさらに東寄りに周りもう少しで外房側が見えようかというくらいの場所にある「乙浜港」という釣りポイント。

富津館山道路を降りて30-40分はかかりますので、お世辞にもアクセスが良いとは言えませんが、車の横付けが可能であったり、更にその近くに公衆トイレが設置されてあったり、かなり快適に釣りを行える環境が揃っています。

釣具屋も歩いていける距離にありますので、現地調達派も安心して釣行できます。

▼まずは、南房総市「乙浜港(おとはまこう)」全体の動画を御覧ください!

乙浜港の釣りマップ(全体)

▼Google Mapで魚種・釣り方を確認できる詳細な現地マップはこちら。

乙浜港のターゲット魚種のシーズンと釣り方

  • シーズン:通年
  • 釣り方:ヘチ・ミャク・穴釣り
  • シーズン:2月~5月、9月~12月
  • 釣り方:ウキフカセ・ダンゴ釣り・カゴ
  • シーズン:1月~5月、10月~12月
  • 釣り方:ウキフカセ・ヘチ・サビキ・カゴ
  • シーズン:1月~5月、10月~12月
  • 釣り方:ルアー(メバリング)・サビキ・ヘチ
  • シーズン:5月~12月
  • 釣り方:サビキ、投げサビキ、トリック、ルアー(アジング)
  • シーズン:5月~12月
  • 釣り方:投げ、ちょい投げ
  • シーズン:4月~12月
  • 釣り方:サビキ・投げサビキ・トリック
  • シーズン:5月~12月
  • 釣り方:サビキ・投げサビキ・トリック

乙浜港のポイント別 釣り場解説

北側岸壁(トイレ前)ポイント

ポイント解説

港の東側・出入り口付近・突堤先端のポイント。

車ですぐ手前まで乗り付けることができ、足場良好ですが、海面までの距離があるため大物を釣り上げる気概をお持ちであれば同時に玉網もお持ちいただくことをおすすめします。

釣りものとしては、

  • ウキフカセ釣り・ダンゴ釣りでのクロダイ(3月から)
  • 活き餌(アジ)・エギングでのアオリイカ(6月から)
  • メタルジグ・カゴ釣りでのイナダ・カンパチ(9月から)

となっています。

中でもルアーフィッシングでの釣果にバリエーションがあり、ルアーマンにとっては一度は訪れたい場所。

10月頃はシマアジがこの場所から狙うことができ、主に高実績なのが20-30gのメタルジグ。

外道でもシイラが釣れることがあり、メタルジグの他にもミノー系のルアーでも実績が高くなっております。

このポイントの全景・水中・魚探映像

▼岸壁中央・やや西よりからのポイント解説動画はこちら。

北東側の小突堤ポイント

ポイント解説

乙浜港の北東エリアにある短い突堤は、港内の川の入口に位置しており、足場がやや高くなっているのが特徴です。大型魚がかかった場合の取り込みには注意が必要で、長柄の玉網は必携です。

海底は砂泥にゴロタ石と海藻が混在しており、様々な魚種が狙える人気ポイントです。

春の乗っ込み時期にはクロダイが人気で、ウキフカセ釣りのほか、上級者はダンゴ釣りで狙います。

秋になるとイナダやカンパチといった青物が回遊。メタルジグやカゴ釣りが有効で、特に9月上旬から実績があります。

10月にはシマアジがルアーにヒットすることも。50m前後遠投できるメタルジグ(20〜30g)で、頭部にアシストフックを付けたものが効果的です。また、シイラが接岸していれば、12cm前後のペンシルベイトやミノープラグも活躍します。

釣行のベストタイムは、夜明け前後や日没前後。ナブラやトリヤマが出ればチャンスが広がります。10フィート前後のシーバスロッドでも十分楽しめます。

このポイントの全景・水中・魚探映像

南側岸壁(港内)のポイント

ポイント解説

ここは車の横付けができるポイント。ただし、港の最奥となり、そとから魚が入ってきてこなければ何にも釣れない場所となる。

夏から冬にかけて、イワシが入ってくることが多く、サビキ釣りで簡単に釣ることができる。また、入ってくる量によっては、延々と釣れるため、別の釣りの餌用としてここでイワシを釣ることもできるくらい。逆にいうと、水面を覗いて魚影が何も見えない日は当たりがあったとしてもフグくらいしか釣れない日となるので注意。

このポイントの全景・水中・魚探映像

南側岸壁の小突堤のポイント

ポイント解説

このポイントでは、足元に広がるテトラポットのおかけでカサゴ、メバルも狙うことができます。

やや港の奥まっている場所ではありますが、東側から一直線に潮の流れが入る場所なので、時間他によっては透明度も高い場所。

ここでの釣り者として乙浜港の他の場所と少し違うのが、テトラ近辺に潜んでいるカサゴなどを狙う釣り方。またシーズンによってはメバルやウミタナゴの実績もあります。

ただし、突堤としての幅がかなり狭く行き違いも難しい場所なので、人数は先端に一人が限界かも。

このポイントの全景・水中・魚探映像

南側岸壁(広場)の角地のポイント

ここでお伝えするポイントは、

▼下記の角地のポイントと、

▼淀みの部分にあたりこちらの場所です。

ポイント解説

足場がよく安定していながらも外から入ってくるアジ・メジナも良型を狙うことができるポイント。凸の部分の角の特徴はやはり、左右に並んで釣りをするほかの釣り人がいないため、広範囲に探れる点がメリット。ルアーでの遠投もできるため、そういった意味ではメタルジグなどでのジギングで青物を狙うことができます。その際に飛ばし用のジグサビキをつけて港内に入ったアジを狙っても面白いかも。

このポイントの全景・水中・魚探映像

南側岸壁の中央のポイント

ポイント解説

南側の岸壁で最も釣りがしやすいポイント。

この場所は、車を駐めてからやや歩きますが、北側の岸壁同様、アジ・イワシなどをサビキで狙うことができる他に外から入ってくるメジナなどの磯系ターゲットも狙うことができます。メジナの他にクロダイなども実績があるようですが、時折クロムツ、外道としてはイスズミやサンノジなどが釣れてしまうこともあります。

ただ、実際にやっている釣り人が多いのはカゴ釣りで、一度仕掛けを投げておいて、アウトドア用のチェアなどの腰掛けゆっくり釣りを楽しんでいる人が多い印象。釣りを釣果だけで捉えるのではなく、その場の雰囲気や過ごし方といった意味でも色々遊べる場所にすることができそうです。

このポイントの全景・水中・魚探映像

南側突堤(テトラ)のポイント

ポイント解説

港の南側岸壁から外海側に伸びる堤防の先端付近のポイント。

こちらは両サイドテトラに囲まれておりその周辺を狙うことによりカサゴ・ソイなどを狙うことができます。

こちらのメインターゲットは、

  • カゴ釣りで狙うイナダ・カンパチなどの青物になります。

左手側に見える離岸堤との間に根も点在することから最初の投入は1.5m程度の浅めのタナ設定が安心。

このポイントの全景・水中・魚探映像

南側突堤付け根の磯場のポイント

ポイント解説

突堤の付け根部分にあるこのポイントでは、ちょっとした磯釣りの雰囲気を味わうことができます。

このポイントの全景・水中・魚探映像

乙浜港の駐車場・駐車スペース

乙浜港に車でアクセスする際の注意点

乙浜港には、公式に駐車が認められている駐車場はありません。

漁港内のスペースに駐車する場合は、漁業関係者・遊漁船関係者の邪魔にならないように注意し自己責任で利用するようにしてください。

北側岸壁の入口スロープ

北側岸壁の近くに入口となる坂道のスロープがあり、その場所にスペースがあります。

▼坂の上部分ほどスペースが大きくなっているのが特徴です。

北側岸壁のトイレ前

乙浜港の北東側の入口から坂を下って入る入口付近とそこから見えるトイレ前のスペースに駐車している釣り人がいます。

▼所々に水たまりがあります。

乙浜港南側の岸壁前(注意あり)

乙浜港の突堤に向けて入る入口から岸壁がある道沿いに釣り人が利用する駐車スペースがありますが、

▼この道路に入る入口に「車輌進入禁止」の看板があります。

夏休み期間などはこの道の入口付近から立ち入り禁止のロープが貼られていることがあり、そもそも車両が侵入できないケースがありますので、入ることができる場合でも自己責任での利用となり注意が必要です。

▼その先の道の右側に車を寄せて釣りをしている釣り人がいます。

乙浜港にあるトイレ

▼北側岸壁付近のこの場所にトイレが設置されています。北側岸壁で釣りをする場合、かなり近くて便利ですね。

▼また、南側岸壁では、岸壁に入る入口部分、自動販売機の裏手にもう一つあります。

乙浜港の最寄りの釣具屋

石田釣り具店

  • 所在地:〒295-0101 千葉県南房総市白浜町乙浜471−47
  • 電話番号:0470-38-4228
  • 営業時間:5時~18時
  • 定休日:年中無休

コンビニ

セブン‐イレブン 白浜滝口店

まとめ

今回は千葉県の『乙浜港』についてまとめました。

広大な港に点在する数々の釣りポイントが印象的でした!また、自動販売機やトイレが設置されており家族連れでも気軽に楽しめることができるポイントであることは間違いないですね!