『メバリング』の基本的な情報まとめ-ロッド・ライン・ルアーなどタックル情報&おすすめポイント紹介




近年の堤防のソルトルアーゲームブームによりメバルをターゲットする『メバリング』も着実に人気の釣法になってきています。

▼こちらが『メバリング』というワードのGoogleでの検索トレンドを示すグラフ。

季節の要素で上下動がありますが、確実に認知・人気が上がってきていることを実感します。

今回はそんな軽めのタックルで気軽に始められ、釣り物の少ない冬場からシーズンがスタートする『メバリング』という釣り方・方法について詳しく解説してきます!

メバリングとは

釣り用語の中で「魚種名(仕掛け名)+ing」という名称で釣り方を一言で表現する習慣があります。

例えば

  • アジ+ing=アジング
  • エギ+ing=エギング
  • チヌ+ing=チニング
  • ジグ+ing=ジギング

というようにやや無理くりなものもありますが、その一言で釣法&ターゲットを表現する言い回しになります。

その中でメバリングとは、

  • メバル+ing=メバリング

という形で専らルアーでメバルをターゲットとする釣りを行うことを指します。

メバルとは

大きさはおよそ20cm~30cmほどで褐色系の体色に数本の縞模様が存在します。「メバル(目張)」という名前の由来になるほど、目が大きく、その大きな口で小魚などを捕食する獰猛なフィッシュイーターでもあります。

生態から産卵期を含む11月から4月が釣り物のターゲットとして最盛期で、夜行性のため主に夜釣りの実績が高いとされている魚でもあります。

メバルの調理法

メバルといえばやっぱり思い浮かべるのは、

▼こちらの煮付けになると思います。

 

▼唐揚げでも最高。

ソフトルアーターゲットとしても比較される「アジ」に勝るとも劣らない料理のバリエーションと美味しさ。これがワームなどのソフトルアーとライトなタックルでゲットできることを考えると、早く釣り場に行きたくなりますね。

メバリング用の基本的なセッティング

基本セッティング

メバリングとして主に使われるセッティングは、

  • ロッド:メバリング・アジング用ロッド、もしくはトラウトロッド
  • リール:1000番台から2500番台くらいまでのスピニングリール
  • 道糸:ナイロン(3~6lb)、PE(0.6~0.8号)
  • リーダー:フロロカーボン1.5~2号、1m(ナイロンラインの場合は直結でOK)
  • ルアー:0.5~3gのジグヘッドに1~2インチのワーム。

が一般的なセッティングとなります。もちろん、釣行する場所や季節、ターゲットのサイズに応じて更なるカスタマイズが必要になります。

アジング用タックルとの違いは?

アジングのセッティングもほぼ上記メバリングの基本セッティングと同様で、ルアーを付け替えて同じタックルで狙うこともできますが、どちらかと言うとアジングのタックルのほうが更にライトになります。

最適なカスタマイズとしては、

  • リール→1000番台
  • ライン→ナイロン1択
  • リーダー→道糸から直結でなしでもOK
  • ルアー→1インチ程度

というくらい。

メバリングに使うロッド

▼メバリング用ロッドのまとめ記事を作成しました!

おすすめメバリングロッドのメーカー・価格帯別まとめ-性能・評判・人気モデル34選!

メバリングに携行できるロッドとしては各社メバリング用と題した製品をリリースしています。有名メーカーの代表的なロッドはこちら。

シマノ

ダイワ

ロッドの長さについて

釣法にもよりますが、メバリングは専ら近距離戦になりますので各社からリリースされているメバリング用ロッドにおいても比較的短めの6~7フィートのものが適しています。

その中でもやはり短い部類のロッドの方がメバルのアタリを取りやすく初心者には向いているとされています。

ただし、飛距離は長めのロッドの方が稼ぎやすく、手広く探っていくには好都合ですが、この点においては短めのロッドでもスプリットリグなどで重さを増やす設定にしていれば、飛距離自体はカバーすることができるでしょう。

また、アタリ後のアワセについては長めのロッドに分があります。その理由は、手元の操作量が小さくても竿先を大きく動かすことができるためで、短めのロッドの場合、比較的大きくフッキングするイメージが必要になっていきます。

ルアー操作については長めのロッドの方がどうしても大振りになりやすく、細かなアクションを行いたいときは短めのロッドに分があります。

総合的には短めのロッドの方が初心者含め汎用性が高いですが、フィールドに合わせて長めのロッドを使用していくとよいでしょう。

ティップ(竿の穂先)の種類について

メバリング用ロッドの購入検討をする際に、必ず2種類の選択肢が登場します。

それが『チューブラー』『ソリッド』

チューブラーとは

チューブラーとは竿の穂先が空洞になっているタイプ。このタイプが感触的にどのような違いがあるかというと、『張りがあって少し固め』の印象になります。なぜそのような感触になるかというと、真っ直ぐな状態から曲がろうとする動きに反発する力が強め、ということのため。

この特性のため、水中のルアーとティップの動きがリンクしやすくなり思い描いたアクションをルアーに伝えやすくなります。

ただし、この『張り』故に、アタリがあってもティップが動かず、気づきにくい・わかりにくいということにつながります。

ソリッドとは

チューブラーに対してソリッドとは、竿の芯まで素材が詰まっている・空洞が無い、という構造になります。

特性はチューブラーと真逆になり、アクションを与えた時の機敏さがチューブラーより緩慢になりますが、小さいアタリで少しでもラインにテンションがかかれば竿先が反応し、同時に手元の感覚にフィードバックしてくれることになります。

比較

究極的には、個人の好みに依存する部分が多くありますが、

  • 経験者・アクションに自信がある→チューブラー
  • 初心者・小さなアタリでもできるだけ拾いたい→ソリッド

が一つの選択基準になるかと思います。

メバリングに使うライン

メバリングに限ったことではありませんが、ライトソルトゲームでは以下の3種類+新参1種が現時点でのスタンダードになっています。

  • ナイロン
  • フロロカーボン
  • PE
  • 【New】ポリエステル

上記の4種類にも長短が存在することと、昨今の技術力向上によるそれぞれの特性差が減少したこともあり一概に「どれが優れている」ということが言いにくい状況ではありますが、ライン面でもフィールドの状況や季節、ルアーとの相性を鑑みて選択していきます。

ナイロンライン

釣り用ラインとしては最も一般的なもので、安価・クセがない・軽いという代表的な特性を持っています。

その他の特性としては、引っ張られた時に伸びるという性質があり、ショックを吸収するという意味においては利点として発揮しますが、感度が低くなるというデメリットがあります。

この伸縮性については昨今の技術的な改善で低伸縮なナイロンラインも発売されています。

▼低伸縮なナイロンライン

フロロカーボンライン

フロロカーボン素材のラインはメバリングでは後述するPEラインと合わせてよく使用される素材のラインです。

その特性は水に対して比重が高く、水中に自然に沈んでいくという点になります。それによって起こる現象としてラインが緩んでいる状態でも自然と沈んでいくためにフケが残り続けることが少なくラインテンションが常にかかっている状態を作り出せる、という点です。

また、岩肌などに擦り付けられた時の耐久度もフロロカーボンが最も高く、テトラや岩礁帯というフィールドが多くなるメバリングとしてはその点も長所となる部分ですが、フロロカーボンでも細い部類のラインではスレによる切断もあり得ますので注意が必要です。

PEライン

ナイロン・フロロカーボンと違い、細い糸を編み込んで作られているのがPEラインです。

特性としては、

  • 同じ号数で比較した際、最も強い強度。
  • 浮力が最も高く水に浮く性質。
  • 伸びが極端に少ない。

という点が挙げられます。

PEラインは感度がいいと言われていますが、この理由が圧倒的に低伸縮な特性から来ています。ただし、水に浮く性質から実際の釣行時はラインが緩むことが多く、感度の良さを発揮するのはラインテンションがかかっている時に限られますので、その前提を頭に入れながら釣りを行う必要があります。

ポリエステルライン

新しく使用が注目されてきたラインがこのポリエステルを素材としたラインになっています。

水との比重についてはナイロンとフロロカーボンとの中間程度に位置し、張りや低伸縮性もPEと同程度になっています。

ただし、この低伸縮性においてのデメリットとして、伸びが少ない代わりにある一定以上の負荷で突然の断裂が発生してしまう点です。

購入時点である程度の強度は想像できますが、実際の釣行時に限界点を把握することは中々難しいところもあります。とはいえ、特性としてはPE・フロロ・ナイロンの長所を併せ持っている面もありますので、余裕のある号数でライトゲームに望む局面では、その長所を発揮できることになります。

特性の一覧表

ナイロン フロロカーボン PE ポリエステル
比重 1.14 1.78 0.97~1.17 1.38
耐久度 紫外線や水分で劣化 吸水性なしで劣化少 吸水性なしで劣化少 吸水性なしで劣化少
伸び あり やや少ない 極めて少ない 少ない
耐摩耗性 普通 根ズレに強い 根ズレに弱い 傷がつきにくい
飛距離 よく飛ぶ ナイロンに劣る よく飛ぶ ナイロンに劣る

リーダーは必要?不要?

上記でご紹介している4種のラインのうち、直結が自然なのはナイロンラインのみとなります。

フロロカーボンでも直結はできますが、歯や魚体とのスレを考慮するとリーダーが合ったほうがベターでしょう。

PEラインをメインラインに使用しているときは必ずリーダーが必要になってきます。PEラインはナイロンやフロロカーボンが持つ「張り」が無いため、ルアーなどへの絡みつきが発生してしまうためです。

また、メバルはその形状の通り目が大きく視力が良いため、カラーラインを使用している場合で水質がクリアな時は、ナチュラルカラーのリーダーをつけるほうが釣果が良い、という意見もあります。

メバリングに使うルアー

メバリングとして一番最初に思い浮かぶのはジグヘッド+ワームのソフトルアーとしてのセッティングかと思います。そしてミノー、バイブレーションなどのハードルアーはどちらかと言うとサブ的存在なイメージがありますが、どちらも臨機応変で使い分けることにより釣果を一層アップさせることができます。

ソフトルアー

メバリングとして最もポピュラーな方法は『ジグヘッドリグ』になります。

ウェイトは0.5~3gの比較的軽い部類のジグヘッドを選択し、その中でも形状として大きく分けて「リトリーブ用」と「ダート用」が存在します。

▼リトリーブ用ジグヘッドの基本である「ラウンドタイプ」のジグヘッド。

▼そしてこちらがダート用とされるジグヘッド。

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これらジグヘッドに対し、

▼ピンテール系を合わせていくのが基本セッティングとなります。

ハードルアー

ハードルアーという選択肢も実はかなりあります。代表的な部類としては、

  • トップウォーター
  • ミノー
  • バイブレーション
  • メタルジグ
  • メタルバイブ

などが存在します。

いずれも3cmからミノーで4・5cmくらいの大きさが主流です。

▼メタルジグは状況によってはワームより釣果を出す可能性を秘めています。

メバリングが高実績な季節・場所

季節

メバルのライフサイクルは釣り人から見た場合、秋からスタートし夏に一巡を終えるイメージとなっています。

  • 秋:浅場へ移動
  • 冬:産卵
  • 春:活発に餌を追う(ベストシーズン)
  • 夏:深場へ戻る

釣り物のターゲットとしては、冬からが水温が低下し産卵のために浅場に移動してくるためメバリングの本番となります。

とはいえ、冬の間、高活性かというとそうではなく、産卵後のセンシティブな時期は口を使いたがらないため1月・2月の厳寒期にそれまでぽつぽつ釣れていた状況からパタリと釣れなくなる時期があります。

全てのメバルが一斉に産卵期に入るわけではありませんので、「全くなし」という状況ではありませんが、低活性が唐突に現れる「冬の中休み」が存在します。

場所(ポイント)

至極、基本的なことではありますが、実績の出ているポイントに行ってみるのが釣果を上げるのに最も早い道筋になります。

▼メバルリング・アジングに特化した釣り場情報を提供する書籍もあります。

その中でもパターン化している部分が、

  1. 常夜灯周辺部
  2. 港の船着き場のスロープ
  3. 消波ブロック・外洋向きのテトラポッド帯

として挙げられます。

また、港内ですとブイや船舶のしたなどいわゆる「ストラクチャー」と呼ばれる部分についているケースが多々あります。

※港内で船舶付近にキャストする際は必ず投入箇所をコントロールできるスキルを携えた上で、望みましょう。ギリギリを狙って船舶その他港湾内のモノに引っ掛ける行為は絶対にやめましょう。

▼おすすめポイント

▼尺メバルやアジの回遊も期待できるポイント。

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などなど、まだまだ都市圏にも沢山ポイントがありますが、どこかのタイミングで総ざらいまとめを作成してみようかと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は『メバリング』というルアーフィッシングについてまとめてみました。

メバルという魚自体は聞き慣れた魚種ではあるものの、このメバリング以外ではそれほどピンポイントで狙って釣る機会は多くはありませんが、調理のバリエーションが豊富でなおかつ美味。

ぜひ、一度釣り上げてから調理していただくところまで堪能していただきたい所存です!